【五十肩】やってはいけないこと5選
ゆうトレのゆうです
今日は五十肩でやってはいけないこと5選について説明します。
★結論★
五十肩の原因についてはこの記事をご覧下さい。参考になれば嬉しいです。
やってはいけないこと5選
1.痛みを我慢して無理に動かす
痛みがある時期を急性期といいます。炎症期とも呼び、炎症することで肩周囲の筋肉は短縮し、固まってしまいます。無理に動かすことで腱板が骨と骨で挟まり損傷や断裂する恐れが高まります。痛みが強い場合は無理に動かさず痛みのない範囲で動かしましょう。
主治医の指示に従い、理学療法士に適切な運動や自主トレを相談してください。
2.動かさない
痛みが強いと動かしたくありませんよね。酷い場合は、夜も眠れないほどの夜間痛が生じます。日中は動かすと痛いし、腕をどこに置いたらいいのかも分からず痛みに怯えながら過ごす日々。これにより人間の防御規制が働き動かさないように過ごそうとします。これを1ヶ月以上続けると肩は拘縮します。痛みは緩和したのに肩が動かなくなり、治療やリハビリは難航します。こうならないためにも痛みのない範囲でわずかな動きでもいいから動かすことを心かげましょう。(一日中、肩を動かさず過保護にならないように注意してください)
3.自己判断や周りから集めた情報で判断する
肩関節は筋肉や靭帯で覆われております。痛みがある場合、関節内の炎症や靭帯のわずかな損傷が起きているかもしれません。詳しい検査(レントゲン・MRI)もせず、「五十肩だから」「放っておけば治る」などと自己判断や周りの経験者から集めた情報で運動や放置をすることは決してやめて下さい。
よくありがちなケースです。五十肩は肩関節周囲炎という病名がついていますので、自己判断で五十肩と決めつけて運動すると最悪の場合、腱板損傷や断裂し手術をすることになります。
私の職場のクリニックでもたくさんの患者さんがこう言います。「早めに病院行ったらよかった」「あの人が大丈夫と言ったから・・」と。
まずは、肩が痛くなった初期に病院やクリニックへ行きましょう。痛みの治療を行なって下さい。大事になる一歩手前かもしれません。精査が必要な疾患ですので甘くみないようにしましょう。
4.内服薬を飲まない
医師が内服薬を処方しますよね。痛み止めが多いですが、患者さんの中には、「飲んでも効かない」「肝臓痛めそう」だからと言って根治療法で治そうとする人がいます。やめてください。医師に必ず相談しましょう。内服薬ではない方法で治療を考えてくれますので「薬は飲みたくない」と相談しましょう。服用していることを前提に治療計画を練っておりますので、飲んでいないと話になりません。飲んでいないことが分かると医師に叱られた。という方も多いと思います。まずは、医師に相談して内服薬服用を検討しましょう。
5.伸展、外転、外旋運動
肩を後ろに引く動作を伸展。外に広げる動作を外転。外に捻る動作を外旋といいます。この動作は、肩関節の腱板を骨と骨で挟み込む動作になります。これを肩のインピンジメントと言います。インピンジメントを繰り返すと腱板損傷や断裂に影響します。運動方向には注意が必要です。
だからと言ってこの運動方向に動かしてはいけないという訳ではありません。痛みが出ない範囲で動かしましょう。痛みが出る場合は、無理に動かす必要はないです。
医師や理学療法士に相談し痛みの対処法を教えてもらいましょう。
いかがでしたでしょうか?
やってはいけないことやってませんか?
これらは私の臨床経験も踏まえて挙げております。
リハビリ、運動をするにあたって痛みが大きい壁となってきます。痛みは引くように脳から疼痛抑制物質を出すようにプログラムされています。痛みが一生引かないわけではないと考えます。
やってはいけないこと5選を繰り返すことで疼痛への防御規制が強くなり痛みが引いても肩関節機能を低下させてしまいます。
治療が長引く原因にもなりますので、適切な治療を行えるように知識を身につけていきましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
過去の記事リンクを貼っておきます。読んでいただけると嬉しいです。疾患への知識を深め予防、治療を効率的に進めていきましょう。